今月は読者の皆さまに毎回大好評をいただく白洲正子さんを特集いたしました。2008年3月号では白洲正子の「旅」をテーマにいたしましたが、今月は白洲さんの武相荘での日常の暮らしに焦点を当て、人生に寄り添った7つの愛用品を切り口に、美しい暮らしの真髄を探ってまいります。今月号の写真のほとんどは東京都町田市の「旧白洲邸 武相荘」にて撮影させていただきましたが、特集で取り上げた白洲さんの日常生活を読者の皆さまに実際にご覧いただくために、イベント「贔屓の会」をこの武相荘にて開催することにいたしました。現在、武相荘はドラマや著書の影響もあってか平日でも大変な混雑となっておりますが、当日は『和樂』だけの貸し切りとし、展示品をゆっくりとご覧いただきながら、白洲さん好みの特製のお弁当も召し上がっていただきます。白洲さんの娘婿である牧山圭男館長と、本誌特集で解説をしてくださった青柳恵介氏のおふたりによる貴重な思い出話で新たな白洲正子像を発見しながら、是非心豊かな時間をお過ごしいただければと存じます。皆さまからのご応募を心からお待ち申し上げております。
2001年の和樂創刊時から毎号、現代女性のライフスタイルに見合ったきもの姿を提案してくださっている森田空美さんですが、今月号ではプライベートなきもの姿を見せてくださいました。暑くて敬遠しがちな夏きものですが、森田流の極意でその心地よさと美しさは倍増するはず。今夏は是非、夏ならではのきもの姿を楽しんでいただければ幸いです。
今回表紙で使用した絵のモチーフとなっている木は、泰山木。名前だけ見ると中国原産のようですが、実は北米産で、明治時代に日本に入ってきました。樹高20m、花の直径が20cmにもなるという雄大な樹木です。
出演/檀れい 撮影/中村カズ
スタイリスト/小倉真希
ヘア&メーク/三上宏幸(ペインツ)
構成/高木史郎・梅原典子(本誌)
衣装協力/ドレス\506,100(エルメスジャポン<エルメス>)
画/「白華小禽」小林古径 筆(山種美術館蔵)
茶道具の意匠にも見られる、馴染み深い文様です。大小の同心円からなり、水面に広がる水紋をモチーフにしたと思われます。一方、渦巻き文は紀元前のケルト文様にもあって、限りなく増殖する生命の源の象徴として古くから親しまれてきた文様です。
せんだけんきち
1942年、京都市生まれ。京都工芸繊維大学卒。
’75年、唐紙制作工房唐長十一代目を継承。’99年国選定保存技術保持者に認定される。






























